涼宮ハルヒの考察
朝倉さんが好きなので…
巷では朝倉さん青鬼説という、非常に画期的な説が出ています。
朝倉さん好きなNikKeはすぐさまこれに飛び乗って小説を読み返しました。
すると、あながち仮説にしては筋が通ってるんじゃないか?と思えてきました。
まぁ、朝倉さんびいきに読めばですが。
朝倉さん青鬼説とは
朝倉さんはキョンに長門の話を信じさせるためキョンの目の前でSFチックなバトルを繰り広げたという仮説。
泣いた赤鬼で青鬼が悪役を演じて赤鬼をいいやつに見せたのと同じ理屈ということで、こんな名前がついた。
NikKeが考える筋とは?
※ここからは小説版のネタバレを含みます。まだ読んでねぇぞゴルァ!!という人はご注意を。
- 理由そのⅠ:朝倉さんの初太刀をキョンがよけられたこと。
油断しきっているキョン(一般人)がジャンプ力2m以上(推測)の瞬発力を持つ朝倉さんの初太刀を至近距離(アニメ画面から約2〜3mくらいか?)でよけることはほぼ不可能。つまり朝倉さんの初太刀は「避けた」のではなく、故意に「外した」と考えることもできる。つまり朝倉さんはキョンを殺す気はなかったと考えられる。さらに加えれば、長門登場まで朝倉さんの攻撃手段はナイフ一辺倒。情報操作を使えば一般人であるキョンはひとたまりもなかったはず。なのにそれをしなかったのは上記の理由だと考えられる。
- 理由そのⅡ:長門の勝利
朝倉さん絶対有利の状況下で長門の侵入から始まり、崩壊因子発動までの間長門は防御に徹していた。そのため朝倉さんがさらに有利な状況だった。そして最後の一撃。ここで朝倉さんは何故か致命傷を避けた。考えてみればおかしい。ヒューマノイドインターフェイス同士どこまでやれば機能が停止するか、は分かっているはず。なのに朝倉さんの最後の一撃は、長門に喋る余裕、さらに崩壊因子発動の力も残しておいた。
それは長門の勝利者インタビューからも窺える。
「肉体の損傷はたいしたことない。正常化しないといけないのは、まずこの空間」
という風にダメージはあくまで軽症のようだった。
つまり、朝倉さんは長門を殺す気はなかったと考えられる。
- 理由そのⅢ:消失
涼宮ハルヒの消失で大きく変わったことは次の三点
1.関係者の記憶が改竄され能力が失われている。
2.長門の性格が変化。
3.朝倉涼子の出現。
この中で1と2についてはキョンが「長門は平凡な日常を望んだ」と言及した。
では3は?
平凡な日常のみだったら、朝倉さんは必要ないんじゃなかったのか?
それこそ、キョンを殺そうとした人物を復活させるだろうか。
つまり、エラー長門が望んだもの、それは、
「情報統合思念体のいない平凡な日常」
「自分に感情があってキョンと過ごしたい」
そして、
「朝倉涼子にもう一度会いたい」
だったのではないだろうか。
「長門は朝倉さんを消したくなかった。
でも、朝倉さんが存在し続けていては、キョンが怖がってしまい、長門も敬遠されてしまう。
だから、朝倉さんは自分から消されることを望んだ。」(泣いた赤鬼より)
だから消してしまった朝倉さんにハルヒの力を使って会いたかったのではないだろうか……
泣いた赤鬼では赤鬼は最後まで青鬼に会えませんでしたが・・・
- 理由そのⅣ:節分
節分のときにハルヒがみんなに泣いた赤鬼の話を聞かせている。その時長門はその話に共感したかのように、鬼のお面をかぶっていた。
それは、泣いた赤鬼を聞いた長門は、まさしく自分の境遇と一緒なので、鬼のお面をかぶったのではないかと推測できる。
以上の理由よりNikKeは朝倉さん青鬼説は筋が通ってると思いました。
まぁ朝倉さんびいきの見解なんで矛盾点はあると思いますが、もし叶うのならば、もう一度原作で朝倉さんの姿を見たいです……
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/07/01
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